こんにちは、成守淳(@narumorijun)です。
中国語の単語帳についてお悩みではありませんか?
今回は、特に初心者の方にオススメの単語帳に絞って紹介をさせていただきます。
そもそも理想の中国語の単語帳は?
・発音記号(ピンイン・四声)が付いている
・カテゴリごとにまとまっている → まとめて覚えやすい
・単語だけでなく、フレーズや例文も付いている
・音声が付いている
・その単語帳の目的・目標が明確
・スマホアプリと連動できる
【目的別】オススメの中国語の単語帳3冊
今回は特に初心者のオススメの参考書を紹介しようと思います。目的別に分けて考えてみたのと、当然自分のレベルにあった単語帳選びも非常に重要です。
旅行・簡単な日常会話(入門〜初級者)
指さし会話帳シリーズ

(↑Yubisashi公式ホームページより)
こちらのテキストシリーズのコンセプトは「旅先で現地の人に本のイラストを指さしながら意思疎通ができる」ということだと思うのですが、旅行中だけでなく意外にも語学学習にも非常に役立ちます。理由は大きく3つ挙げられます。
・日常生活でもよく使われる単語が多い
・カテゴリごとにまとまっている
・イラストが可愛く、イメージしやすい
以上、初心者にとっても非常にとっつきやすい本になっています。
ただ、注意すべきことは、語学学習のために作られていないので、発音記号(ピンイン・四声)が付いていなかったり、カタカナで発音が書かれていることです。なので、僕の場合は、過去にiPadのアプリでピンインを付け足して使っていました。
いわゆる一般的な中国語を勉強されている方は、こちらの指さし会話帳がオススメです。
漢字にピンインも振られているため、正確な発音も覚えられます。(カタカナ表記もありますが、それを読みながら発音するのは絶対にNGです)
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台湾華語を勉強されている方は、もちろん繁体字の単語帳を使いたいところです。こちらの書籍は当然繁体字が使われており、中国の中国語ではなく、実際に台湾で使われる単語が採用されています。(注意点:ピンインがついていません。カタカナ表記のみ)
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台湾で仕事をされている方、もしくは予定がある方は、こちらのテキストがオススメです。上の『指さし会話帳8 台湾』の中に入っている基本単語も含みながら、ビジネス上で使われる単語がカテゴリごとに分かりやすくまとまっています。
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ピンイン表記もあるのですが、残念ながら台湾独特のピンインであり、日本人が学ぶ一般的なものではないので、その点だけ要注意です。
アプリでも学べる

(↑Yubisashi公式ホームページより)
上で紹介した書籍はいずれもスマホアプリにもなっていて、聞きたい単語やフレーズをタップすれば、音声を聞くことができます。これは非常に便利です。ただし、上にも書いたように、必ずしも全ての本にピンインが書かれていないのでピンインと発音をリンクさせることはできません。
詳細はYubisashi公式ホームページをご確認ください
台湾華語の単語を学びたい(初級者)
2021年3月に出版されたテキストです。これまで台湾華語のこういったいわゆる単語帳というのは存在しませんでした。台湾の中国語を勉強したい人には念願の1冊です。
音声ダウンロード可能、カテゴリもまとまっている、例文も付いている、ほとんど言うことありません。はじめての1000ということで初級者向けの本ですが、中級・上級編もあれば嬉しいところです。
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検定・日常会話の単語(初級〜中級者)

こちらは簡体字ベースの単語帳になります。
今回紹介した単語帳の中でも、僕が特にオススメしたい単語帳です。
・初心者〜中級者まで使える(全暗記でHSK4級可能)
・構成もデザインもシンプルで使いやすい
・「単語→フレーズ」という構成がよく、実践でそのまま使える
(フレーズは例文よりも短いので覚えやすい)
・スマホアプリで動画を使いながら学べる
(音読練習もしやすく、暗記のペースメーカーとなる)
Amazonで購入するとDVDが付属するようですが、私のオススメはカエルライフのホームページから「オンライン版」を購入することです。
理由は3つあります。
① スマホアプリと連動して動画で勉強できる(←最大の理由)
② ゆえにスキマ時間で勉強できる
③ 今すぐに始められる
動画はYoutubeにサンプルがありましたので、そちらを参考にしてください。
オンライン版のデメリットとしては、紙の本はないということです。もし紙ベースでほしい方は、PDFデータがダウンロードできますので、そちらを印刷して使うことも検討してみるとよいでしょう。
でもやっぱり普通に紙の本がいいという方、AmazonでもDVD付きのものが購入可能です。
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単語帳の使い方・単語の覚え方
① 狭い範囲を完璧に → 広い範囲をだいたい。
② 何度も何度も繰り返し見たり聞いたりすること
③ まずは「中国語→日本語」、その後「日本語→中国語」
④ 1個の単語につき、1秒
⑤ 覚えるだけでなく使う ← 記憶の定着
⑥ 単語だけでなく、フレーズや例文と一緒に覚えよう
⑦ 中国語は「漢字・発音記号(ピンイン・四声)・発音」の3点セットで暗記
まとめ:目的に合わて選ぼう
自分の目的と、自分のレベルに合った単語帳を選びましょう。
今回は3冊オススメさせていただきましたが、他にも中国語の単語帳はたくさんあります。ただ、時には都心にあるような大型書店の中国語教材のコーナーに行って、新しい参考書が出てないか確認することも忘れずに。