こんにちは、成守淳(@narumorijun)です。
僕は海外に住むようになって既に15年が経ちますが、その間、日本語のうまい人にたくさん出会ってきました。
ただ、うまいにも程度の差があって、ほんの少し話せる人、そこそこ話せる人、かなり話せる人、そしてその上には「超絶うまい人」がいます。
「超絶うまい人」とは、
基本的にスラスラと日本語が喋れて、語彙も豊富で、イントネーションに不自然さがなく、文法的にも特に問題がない人のことです。
多くの日本語学習者はたどたどしい日本語で、いかにも不慣れで外国人の喋る感じがあるのですが、たまにこのように「超絶うまい人」がいるので、いつも驚きます。
僕は彼らがあまりに日本語が上手なので、思わずいつも聞いてしまいます。
私の経験上、多くの人は次のように答えます。
「アニメをたくさん見た」と。

・ドラゴンボール
・スラムダンク
・ドラえもん
・ちびまる子
・あたしンち
・ワンピース
・ナルト
・コナン
挙げればキリがありません。
みんな日本人の僕以上に日本のアニメ好きだったのです。
彼らは好きでたくさんアニメを見て、日本語の発音、イントネーション、語彙、言い回し、さらには喋り言葉や人を罵る言葉まで覚えます。
そういう人たちはアニメが好きで日本語に興味を持ち、それを理由に日本語を勉強するので、「基礎学習+アニメ」が絶大なる学習効果を生み、その結果、日本語が「超絶うまい人」になるわけです。
これが「基本学習+市販のリスニング教材」になるとそうはいきません。
そういう人が喋る日本語は、いかにも教科書的で、日本人が普段使うような日本語ではない場合が多いように思います。
アニメだけでなく「ドラマ」も多い
また、「アニメ」ではなく、日本の「ドラマ」で日本語を覚えたという人もいます。実際に僕も台湾にいるときには日本のドラマが大好きな台湾人で日本語が超絶うまい人にたくさん出会いました。
アニメもドラマも、普段ネイティブが使うような生きた言葉を学べるという点で基本的には同じですね。
ただ、アニメで勉強したという人は言い回しがちょっと口語的すぎる場合もありますので、そこは補助的に正しい日本語を学ぶ必要もあるかと思います。

結論:アニメやドラマを見るべき
まとめると、日本の「アニメ」や「ドラマ」を楽しみながら普段日本人が日常生活でよく使うような日本語を大量に聞き、それを実際に生活の場で使うことで「超絶うまい人」になれる可能性が高いということが言えると思います。
いかにネイティブの生きた言葉を、意味を理解しながら大量に聞き込むか、そしていかにそれを実際にネイティブに日頃から使うか、が語学習得の秘訣の1つだと感じています。
中国語であれば、日本のアニメの中国語版、中国や台湾のドラマ、これをいかに多く見るか、一つのドラマを何回見てもいいでしょうし、たくさんのドラマを見るというのでもいいと思います。
いずれにせよ大事なことは、そこで使われている単語や表現方法を無視せず理解しながら見ることをオススメします。
ただ単に見るよりは、そうすることでより一層効果的な学習効果が期待できます。要は「基本学習+アニメorドラマ」ということです。
最近はYouTubeで勉強したという人もいました。
是非、皆さんも「超絶うまい人」を目指して、アニメやドラマ、あるいはYouTube(自分の好きなチャンネルでOK)を外国語学習に取り入れてみませんか?


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