台湾語

台湾人に喜ばれる程度の台湾語を習得した僕の学習方法【台湾語学習方法】

こんにちは、成守淳(@narumorijun)です。

突然ですが、「皆さん、台湾語はどのように勉強されてますか?」

台湾語は中国語と違って参考書の数が少なく、さらに参考書によって漢字の表記が異なったり、声調の記号が違ったりするし、さらに体系的に学べる場所も少ないので、僕自身はとても苦労をしています。今回はそんな僕がこれまでどのようにして台湾語を勉強してきたかを紹介してみようと思います。

僕の台湾語のレベルについて

まず、僕の今現状の語学レベルですが、中国語はビジネスレベル、台湾語は挨拶、簡単な基本表現、数字、少しばかりの日常単語を使えるレベルです。

中国語はネイティブとの会話はほとんど問題ありませんが、台湾語はそれに比べてまだまだ正直長い会話を続けることはできません。

でも、上記に述べたように、

◆挨拶(おはよう、こんにちは、明けましておめでとうございます、ありがとう、どういたしまして、すみません、さよなら、お疲れ様、私は日本人です)

◆基本表現(おいしい、きれいですね、これいくら?、なぜですか?、台湾語少し喋れます、聞き取れません)

◆数字、時間、日常単語

これらをさらっと喋れるだけでも、台湾人の方にとても喜ばれます。

「おっ!おまえ中国語だけじゃなくて台湾語も喋れるのか!!」って。

初めてお会いする方に台湾語を織り交ぜて自己紹介するだけでその場が馴染みますので、幾度となく僕はこれを活用してきました。もちろん仕事においても台湾人は情を大事にしますので、この点でも非常に役に立ったと感じています。

https://taiwan.narumori.com/20_must_taiwanese/

今回はそんな僕がどのようにして台湾語を勉強してきたかを紹介します。

僕のこれまでの台湾語の勉強方法とは?

①まず大前提として中国語を習得している

台湾語とは言え、基本的には中国語に似ています。漢字があり、ピンインがあり、声調があり、文法の並びも中国語に似ている部分が多くあります。もちろん例外はありますが、中国語の知識が非常に役に立つので、中国語の習得が台湾語の習得の近道になると思います。

②日本で出版されている書籍を購入

台湾語を学ぼうと決めてから、日本に一時帰国した時に下記の本を購入しました。

『ニューエクスプレス 台湾語』村上嘉英著

いわゆる文法書で発音から文法まで非常によくまとまっていますので、僕が持っている台湾語の参考書の中でこちらの本を一番参考にしています。

ただ、購入した時点では、僕の台湾語の知識が乏しく、レベルもあまりに低すぎたのでなかなか理解することができませんでした。今あらためて読むと当時に比べて理解しながら読むことができているように思います。

③台湾人の同僚や、取引先の台湾人に聞きまくる

なんだかんだで、これが一番有効な学習方法だったと思います。

台湾人に対して「お腹空いた(肚子餓了)を台湾語でなんて言うの?」と聞くと「バッドーヤオ」だと教えてくれます。

それをひたすらメモしました。漢字が分からないので「バッドーヤオ」という感じでカタカナ表記でメモをします。声調は中国語の四声をその文字の上に書き込みます。(ただ、台湾語の声調は7つあるので、中国語の四声では全て表現できませんが…)

④覚えた台湾語をひたすら使いまくる

②の参考書で覚えた基礎的な文法知識と③で台湾人に教えてもらった台湾語をひたすら台湾人に対して積極的に使っていきます。

すると、台湾人は喜んでくれますし、それと同時に正しい発音を教えてくれます。

正直③と④を繰り返し、ここに時間を費やせばいずれ習得できるのではないかと思います。

⑤師範大学(台北)の台湾語授業を受けてみる

僕は2017年の春に一度台北にある国立台湾師範大学の台湾語レッスンを受講してみました。50分授業8コマで5600元(単価700元)と、グループレッスンの単価200元を比較すすると割高に感じますが、日本円で2,500円程度だと考えると破格です。

外国人留学生の受け入れ人数ナンバーワンであり、外国人への中国語教育の歴史の長い当大学で唯一の台湾語を教えるライセンスを持っている先生からミッチリ台湾語を教えてもらえますので一つの選択肢としてはアリだと思います。

ただ、僕は時間の制約上50分授業を8コマしか受けることができなかったので、上達する前に終わってしまった感は否めません…

まとめ

いかがでしょうか。

以上が僕のこれまでの台湾語学習歴であり、これまで学習してきた方法です。

結論としては、

①中国語を習得
②テキストで基本中の基本を理解
③台湾人から直接、耳と目と手で台湾語をインプット
④ひたすら台湾人にアウトプット
⑤補足として学校でも学んで見る

という感じでしょうか。

これが正しい方法ではないかもしれませんが、是非参考にしていただければと思います。