こんにちは、成守淳(@narumorijun)です。
今回は、中国語は簡単なのか?難しいのか?といったテーマについて書いていきます。
中国語の発音は難しい…?
多くの人はこう言います。
「中国語は漢字だから意味はなんとなく分かる」
「中国や台湾に行っても漢字のおかげで困らない」
そして、すかさず「でも発音が…」と。
皆、口を揃えて発音が難しいと言うのです。
まぁ、中国語も日本人にとっては外国語ですから、日本語に無い音があるのも当然。日本語に無い音を発音することは当然最初は難しいでしょう。
実際はどうなの?
「中国語は難しい!」
というのは、中国語を勉強したことがない人がそういうだけであって、実際に中国語を始めた人は徐々に気が付き始めます。
「おや、難しいのはほんの一部の音だけじゃないか」と。

上の画像のピンイン表の赤い部分が僕が思う日本人が苦戦する発音で、約400の音のうち、約100。つまり4分の1が難しく感じると思うことになると思います。
4分の1が多いか少ないかはそれぞれの感じ方だとは思いますが、100の音の中見をよく見て分かるように、母音の「e」「ü」、子音の捲舌音「zh」「ch」「sh」「r」の計6つの音が日本語の音に無い音で発音しにくい音だということです。
逆に言えばこの6つの音さえ乗り越えれば、後は日本語にある音で代用できるので、そう難しいことではないと思っています。(例外やその他気をつけるべき箇所は他にもありますが)
結論:実際は6つの音(特に捲舌音の4つ)が中国語の発音を難しいと思わせている大きな理由
このピンイン表の全てのピンインの発音ができるようになれば中国語は発音できます。
ピンインの発音を「自力で」マスターする2ステップ
それでは、どのようにすれば発音ができるようになるか?
独学でも習得できる「2ステップ」を考えてみました。
① 全ての音を「口の断面図」を見ながら、舌の位置、発声方法を理解すること
このステップには『動画で身につく! 中国語入門 発音+文法』というテキストを強くオススメしています。なぜなら、このステップはテキストや画像だけでは理解しにくい部分もあるので、動画と音声が非常に役立ちます。

② 発音方法を理解した上で、実際の音を真似する
インターネット上に、音声付きのピンイン表がありますので、そちらを活用して、ピンインを見て音声を聞きながら、忠実にその音を真似てください。
その練習を繰り返しやって、お手本の音声と同じ発音ができれば発音はもう完璧です。あとはできれば仕上げにネイティブ(中国人や台湾人、あるいは中国語の発音が上手な日本人)に聞いてもらって正してもらうことです。
発音をマスターした後に待つものは…
ピンインを完璧にできたとして、その後に「四声」(4つのイントネーション)というもう一つの大きな壁が待っています。
言ってしまえばそれも「慣れ」です!
四声についても難しいと思われがちですが、これも分かりやすく理解できるポイントがあるのですが、長くなってしまいますのでここでは割愛します。
中国語が難しいと思わせる2つの強敵
要は、「発音」と「四声」は中国語入門者に立ちはだかる大きな壁であり、それが中国語を難しいと思わせる理由なのだと思います。
その壁さえ乗り切れば、あとは平らな道のりでやすやすと日常会話ができるようになると思います。
欧米系の言語よりよっぽどカンタンに!
日本人に馴染み深い漢字が使われ、実は言語的にとてもシンプルな中国語、発音という最初の壁がちょっと高いだけなんですね。
まとめ
「中国語は実は簡単!」
僕は声を大にしてそう言いたいです。
むしろいつも言いまくってます。
中国語が簡単だということをより詳しく書いた記事はこちらに書きましたので、是非参考にしてみてください。
