中国語のすすめ

【中国語って実は簡単!?】僕が中国語は簡単だと断言できる10個の理由

こんにちは、成守淳(@narumorijun)です。

今回は、「実は中国語は簡単なんです」というお話しです。

この記事を読めば、今まで中国語を勉強したことがない人も「え?中国語ってそんなに簡単だったの??」と驚かれることでしょう。

実は日本人にとって中国語は簡単なのです。
日本人にとってというところがミソです)

中国語は難しい?

多くの日本人はなぜか「中国語って難しいんでしょ?」と言います。

その理由は『中国語はなぜ難しいと言われるのか』でも書きましたが、要は発音と四声が中国語学習の一番最初に大きな壁として立ちはだかるためだと僕は考えています。

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つまり、逆に言えば「発音」「四声」を正しく理解し、何度も練習を重ねてそれらを習得することができさえすれば、日常会話や中華圏の仕事で使えるレベルであればそんなに苦労せずともある程度は喋れるようになると思います。

先に断っておきますが、僕が「実は簡単!」と言っているのはあくまで日常会話までのレベルであり、当然さらに深く突き進んでいけば難解な部分も出てきます。通訳や翻訳などのプロフェッショナルになればより完璧な中国語力が求められ「簡単」どころか奥が深くて「難しい」言語だと言うこともできるかもしれません。

言語とはそういうものだと思います。

日常会話や中華圏での仕事で使えるレベルであれば中国語は「実は簡単!」とうことです。

中国語学習者の多くは別に言語学者や通訳や翻訳を最初から目指すわけではなく、現地の人とのコミュニケーションやビジネスで使えるレベルを目標としている人が大多数だと思います。

そのような人にとって僕は「中国語は実は簡単なのだよ」とお伝えしたいのです。

特に同じ漢字を使用する日本人にとって簡単なのです。

いち外国語を「簡単」だと言い切ってしまうのは正直自分でもどうかと思いましたが、僕が日本語(小中高の国語や大学での日本語教育授業など)や英語を長い間勉強してきた知識や経験をふまえた上で、中国語は比較的それらに比べると「簡単」(言語的にシンプルであると自分なりの結論に達したので、一般的に難しいと思われている中国語は「実は簡単」なのだと言い切ることにしました。

筆談で覚える中国語』の著書である陳先生もそのように言われてます。

それでは、なぜ僕が中国語を簡単だと思ったのか、日本語や英語と比較しながら客観的な理由を挙げてみましょう。日本語や英語のみならず、その他西洋の言語に比べても当てはまることが多数あると思います。

中国語が、日本語や英語に比べて「簡単」な理由

① 中国語の文字はほぼ全てが漢字

中国語は基本的には漢字しかなく、日本語のように漢字以外の「平仮名」や「片仮名」がありません。

よって、漢字以外の見知らぬ文字を覚える必要はありません

ただし、発音を覚える際に、ローマ字を使った「ピンイン」という発音記号のようなものを覚える必要はありますが、あくまでも発音を覚えるためだけに使うものです。

例外として、中国語はほどんど漢字ではあるものの、時々外来語にローマ字を使ったり、数字は漢数字だけでなく、日本語や英語と同様にアラビア数字が使われることも多いです。

② 漢字の読み方が「基本的に一つ」しかない

中国語の漢字には、日本語のように「音読み」「訓読み」「名前読み」など一つの漢字に多くの読み方がありません。(一部「多音語」という例外はある)

例えば、「生」という漢字、日本語にはいくつ読み方があるかご存知ですか?

・生(い)きる
・生(う)まれる
・生(は)える
・生(なま)もの
・生(お)い立ち
・生(き)糸
・先(せん)生
・一生(しょう)
・往生(じょう)
・生(あい)憎
・生(なり)業
・麻生(そう)さん
・弥生(よい)さん

ここに挙げたものは一部であって、実は人名や地名など特殊な読み方ま含めると100以上あるとも言われているそうです。

それに対して、中国語では「生」の読み方は「shēng」の一通りだけなのです。

「生」の他にも、読み方の多い日本語の漢字は多いですが、日本語の数字の表現の多様さも外国人からしたら覚えるのに非常に時間がかかります。「一」という漢字にに対して日本語は「いち、ひとつ、いっこ、ついたち」等、様々な表現がありますが、中国語はそういった変化はほとんどありません。

③ 漢字の読み方が日本語の音読みに近く推測しやすい

これは、日本語の「音読み」がもともと中国語の発音からきていると考えられます。

→ アイ(ài
→ シン(xīn
→ ダイ(dài
→ カイ(kāi

ほんの一例ですが、上の中国語の漢字は、日本語の「音読み」と全く同じ発音です。決して全ての中国語の発音が日本語の音読みに似ている訳ではありませんが、日本語の音読みを知っていることで、ある程度の予測ができるようになるものは数多くあります。

④ 語順が日本語に近いことが多い

動詞の基本文型のSVO(主語+動詞+目的語)の語順は英語と全く同じなのですが、それ以外の語順はむしろ日本語に近いことが多いんです。

例えば、

日本語:私は毎日 家で家族と一緒に夜ご飯を食べます。

英語:I have a dinner with my family at home everyday.

中国語:我每天在家跟家人一起吃晚饭。

主語+時間+場所+誰と+動詞+目的語

日本語と中国語は、この赤い部分が共通しています。それに対して、英語は時間や場所などは文末につきますよね。

この他にも、中国語は基本的に名詞は前から修飾するなど、日本語と語順が似ている点は非常に多く見受けられます。

⑤ 日本語でいう「て・に・を・が」などの助詞がない

日本語の「私『は』あなた『を』愛しています」は、中国語では「我愛你」(私 愛する あなた)となり、日本語で多用される助詞はありません。

よく外国人から「私『は』〜」と「私『が』〜」の違いは何かと聞かれますが、なかなか説明が難しいですよね。そのような助詞がないことも中国語が簡単だと思う一つの理由です。

⑥ 日本語のような細かい「敬語」がない

中国語には、日本語のように尊敬語、謙譲語、丁寧語などがありません。
「中国語には敬語がない」と断言してしまうと反論があると思いますが、私の考えとしては中国語には「丁寧な言い回しはあるが日本語のような細かい敬語のルールはない」ということです。

例えば、日本語で「食べる」という動詞には、次のような敬語表現があります。

尊敬語:召し上がる
謙譲語:いただく
丁寧語:食べます

当然「食べる」以外にも、多くの動詞にこのような変化が見られますが、中国語にはこういった敬語による動詞の変化はほとんどありません。

丁寧な表現として「请慢用」というように「吃」の代わりに「用」を使う場合もありますが、中国語全体を見た時にさほど多くありません。

⑦ 名詞は複数形がなく、動詞や形容詞も現在・過去・未来の活用がない

英語のように名詞が複数の場合に「〜s」を付けたり、過去形の場合に「〜ed」を付けたり、「do, does, did, done」というような、名詞の複数形であったり、動詞の原形、三人称単数、過去形、過去分詞というような動詞の活用もありません

また、形容詞においても「big, bigger, biggest」というような形容詞の原級・比較級・最上級のような活用もありませんし、「be動詞」を過去形にするような変化もありません。

一方、日本語には、「五段活用」や「上一段活用」「カ行変格活用」など複雑な動詞の活用ルールがありますが、そういった動詞の活用も中国語には存在しません

例を挙げるならば、日本語が「書く」という動詞が「書か」ない、「書き」ます、「書け」ば、「書こ」う、と活用するのに対して、中国語はどんな時であっても「写(xiě)」という一つの漢字を使うだけであり、文字の変化も音の変化もありません。

本当に有り難いですね。

⑧ 英語のように「a」「the」の冠詞がない。

英語には、名詞の前に付ける冠詞「a」や「the」があります。スペイン語などにももっと複雑な冠詞があります。日本語にはないものなので、日本人はよく苦戦します。私もフィリピン留学に行っている時、この冠詞の脱落をよく先生から指摘されたものです。

「安心してください、『冠詞』中国語にはありませんよ

⑨ 英語のような疑問文での語順の変化がない

英語のように疑問形のときに疑問詞が頭に来るなどの語順の変化がない。

日本語:彼は私の弟です。→ 彼はあなたの弟ですか?

英語:He is my brother.  → Is he your brother?

中国語:他是我弟弟。 → 他是你弟弟吗?

上の例文から分かる通り、日本語と中国語は「肯定文」と「疑問文」の語順が変わりません。

一方で、英語の場合はbe動詞と主語の位置が入れ替わっていますよね?これは疑問詞を使った疑問文でも同じで、英語は疑問詞が必ず文頭に来ますが、日本語や中国語は必ず文頭に置かなければいけないといったルールはありません。

⑩ 英語のように単語と単語の音が基本繋がらない

英語には「リンキングサウンド」といって、単語と単語を繋げて発音する場合が非常に多いです。(例:check it out → チェケラ)

これがうまくできる人はいわゆるネイティブっぽい発音になります。そして、当然ネイティブの話す英語も聞き取りやすくなります。

一方で、中国語は漢字と漢字の発音は基本的には繋がりません。
一文字一文字はっきり発音することで十分通じます。

もちろん、ネイティブが話す中国語はスピードが速いので、その速さで音が小さくなる場合はありますが、それはまた別の話です。

日本語でも「ありがとうございます」は正しい発音ですが、早く言おうとすると「あざす」みたいな発音になりますよね。特に若者言葉に見受けられるものです。

英語のリンキングサウンドとは話が違いますね。

まとめ

以上、上記の理由を細かく見てみると、

①〜③では、漢字の部分で日本人にとって習得しやすいのが分かります。

④〜⑨では、日本語や英語よりも文法的に簡単だと言えます。

では、発音の部分で英語よりも話しやすく、聞き取りやすいということが分かります。

以上、中国語は見事に「ないものづくし」なんです。簡単というか、中国語には「ない」ものが多くて非常にシンプルなのです。

その証拠に、同じ内容の文章を日本語と中国語で書いた時、中国語の文字数は日本語よりも圧倒的に少なくなります。

これはあくまで推測に過ぎませんが、中国人や台湾人が日本人のように回りくどい言い方をせずに言いたいことをはっきり言うとかズバズバ言うことは、性格と関係しているかもしれませんが、もしかしたら中国語がシンプルな言語だからそう言うしかないのかもしれませんね。

一方で、そんな言語的にシンプルな中国語だからこそ、発音が大事になってきます。文法がシンプルな分、発音にかかる重要性の比重が高まっているように思います。

いかがでしょうか。ここまで読んでいただいて、

「中国語、意外と簡単かも!」

と思ってもらえたら幸いです。