中国語のすすめ

中国語は「英語に近い?日本語に近い?」結果は・・・【10個の例文で徹底比較!】

こんにちは、成守淳(@narumorijun)です。

中国語って英語に似てるの?日本語に似てるの?
文法が英語に似てるって聞いたことがあるけど…

今回は、そんなふうに疑問に思っている方に対して、一体中国語がどの言語に似ているのか分かりやすく例文を挙げながら解説していきます。

まず前提として、中国語は言語学的に言えば、英語とも日本語とも違う異なる言語カテゴリに分類されます。

中国語はシナチベット語族であり、英語はゲルマン語族、そして日本語は実は未だにはっきりとしていないようですが、アルタイ語族だいう説があります。そして、日本語は朝鮮の言葉や中国語の影響を受けているものの、基本的にはその他の言語との系統的な関連性は認められないそうです。

要は「英語も中国語も日本語もそれぞれ全く異なった言語」だということであり、英語に似ている部分もあるし、日本語に似ている部分もあり、どっちに近いかという質問は実は非常に答えにくい質問なのです。

そんな異なった言語ではあるものの、あえていうならどちらに近いのか以下の10個の観点で例文を挙げながら検証してみたいと思います。

① 文字
② 語順(主語・動詞・目的語)
③ 語順(時間・場所・誰々と)
④ 語順(名詞を修飾する場合)
⑤ 疑問文の作り方(Yes or No)
⑥ 疑問文の作り方(疑問詞疑問文)
⑦ 否定文の作り方
⑧ 助動詞
⑨ 前置詞の位置
⑩「誰も知らない」



中国語は英語に近い?日本語に近い?

① 文字

まず中国語はほとんど漢字なので、当然ながらその点日本語に近いですよね。アルファベットは日本語でも中国語でも固有名詞以外は基本的には使われません。(例外はあります)

英:study Chinese
中:學中文
日:中国語を学ぶ

→日本語に似ている。

② 語順(主語、動詞、目的語)

中国語は英語と同じく「S+V+O」です。
日本語は「S+O+V」です。

英:I love you.(S+V+O)
中:我愛你。(S+V+O)
日:私はあなたを愛しています。(S+O+V)

→英語に似ている。

③ 語順(時間、場所、誰々と)

時間や場所、それから誰と、は日本語と同様に主語の後ろにきます。

英:I watched a movie with my friends in my house yesterday. (S+V+O+誰々と+場所+時間)
中:我昨天在我家跟朋友一起看電影。(S+時間+場所+誰々と+V+O)
日:私は昨日私の家で友達と一緒に映画を見ました。(S+時間+場所+誰々と+O+V)

→日本語に似ている。

④ 語順(名詞を説明する場合)

英語ではいわゆる「関係代名詞」を使って名詞を後ろから説明することが多いですが、中国語や日本語は前から説明することが多いです。

英:The man who talked with you last night is my friend.
中:昨天晚上跟你講話的男生是我的朋友。
日:昨晩あなたと話していた男性は私の友達です。

基本的には日本語に似ている。

ただし、英語に近い表現もあります

英:I have no time to study Chinese.
中:沒有時間學中文
日:中国語を勉強する時間がない。

何の「時間」かを説明するのに、「中国語を学習する」という説明が日本語では「時間」の前にくるのに対して、英語や中国語では「時間」の後ろにきています。

→時として英語に似ている。

⑤ 疑問文の作り方(Yes or Noで答えられる疑問文の場合)

英語は動詞や助動詞を文頭におき語順が変わるのに対し、中国語は「嗎?」日本語は「か?」を肯定文の文末に付けるだけで疑問文になります。

英:Do you like playing tennis? Can you speak Chinese?
中:你喜歡打網球? 你會講中文
日:テニスは好きです? 中国語を話せますか?

→日本語に似ている。

⑥ 疑問文の作り方(「いつ」「どこ」等を問う疑問文の場合

英語は疑問詞が文頭にきて、さらに動詞や助動詞の語順が変わりますが、日本語や中国語はそれがなく、疑問詞を置く位置が同じです。

英:When did you come here.
中:你什麼時候來這裡?
日:あなたはいつここに来ましたか?

→日本語に似ている。

⑦ 否定文の作り方

英語は「not」、中国語は「不」を動詞の直前につけるのに対し、日本語は語尾を「〜ではない」のように変化させる。

英:I do not like to eat fish.
中:我愛吃魚。
日:私は魚を食べるのが好きではありません

→英語に似ている。

⑧ 助動詞

助動詞という文法項目は英語と中国語はほとんど同じで、動詞の直前にきます。

英:Everyone should go to school.
中:大家應該要去學校。
日:みんな学校に行くべきです。

→英語に似ている。

⑨ 前置詞(日本語では助詞)の位置

「in(〜で)」や「with(〜と)」等の前置詞。これも英語に似ていて名詞の前にきます。日本語は名詞の後ろにきます。

英:I watched a movie with my friends in my house.
中:我我家跟朋友一起看電影。
日:私は私の家友達と一緒に映画を見ました。

→英語に似ている。

⑩「誰も知らない」

この「誰も知らない」という表現、英語と中国語との表現が似ています。日本語にはない表現です。

英:Nobody knows.
中:沒有人知道。
日:誰も知らない。

→英語に似ている。

まとめ:結果は・・・

・日本語に似ている・・・5
・英語に似ている・・・5

→同点・・・

結論として、どっちに似ているとははっきり言えませんが、僕個人的な意見としては③と④の語順、⑤の疑問文の作り方の項目で日本語に似ているのが非常に大きく、中国語は英語に比べて圧倒的に日本語を喋るときと同じ感覚で喋ることができると感じています。
(※あくまでも個人の感想です)

また別の観点から考えると、中国語は英語に似ている部分も少なくないので英語の文法知識が役に立つこともあります

ただ最も大事なことは、中国語特有の表現もあったりするので、英語に近いとか日本語に近いということにこだわりすぎないことです。時としてそれが障害となることもあるからです。文法理解のための参考にする程度がよいでしょう。

生の中国語にたくさん触れてできるだけ中国語らしい中国語を身につけるように心がけましょう!